作ること
2010年 12月 01日
ゴッホもピカソもマイケルジャクソンも
生まれた時からあの形だったわけではなく、
強い信念と努力と学ぶ姿勢を重ねることで
ゴッホになり、ピカソになり、マイケルになっていったのだと実感する。
完成した最終的な形なんてものは、
いつだって手に入れられないもので、
アートというのは作者がこの世を去る瞬間まで
理想のように思える世界を少しずつ紐解いてみせては
アーティストを魅了し、創作させ、生かしていくのだろうと思う。
私が美術と出会った時、
世界には写真と私しかいないような気がして
自分を保つことで精一杯だったと思う。
それから10年が経ち、
私は自分がお手本としたいと思うような先生に出会い、
アーティスト達と出会い、
ギャラリーオーナーに出会い、キュレーターと出会い、
コレクターの姿を見て、美術を愛する人たちと知り合い、
美術が持つ力の深さを理解できるようになったのだろう。
ゴッホがゴッホになっていくプロセスが確実にあったように、
私も私になっていく過程をしっかり歩んでいきたいと思う。
道は後から振り返った時に全てが統合されて見えてくるものだろうから、
誠実な態度を忘れずに美術に向き合っていきたいと思うのです。
by udanao
| 2010-12-01 21:59
| life