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by udanao
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カテゴリ:art( 45 )

バベル

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久々に見る過去の断片は記憶とは少し違って、
当時だってリアルな毎日があったのだと思い出させてくれる。
ないものがいつでも恋しくて、
あるものはいつでも当たり前で、
目の前のものが見えていない、
私はわりとそんな毎日を過ごしがちなのかもしれないと思う。

あの日、先生は興味のあるものをそれぞれ積み上げて行けば
一番高く積み上がったものが見えて来るし、
いつの間にかそれそれが繋がって行くものだと言っていた。
私が積んでいるものにはいろんなジャンルがあって、
それをひとつにしようと思っているのが
まず間違いなのかもしれないよね。
一つにはまとめられないから、
だからこそ私がいるわけで。
そこを忘れてしまったら、
私が存在する意味がなくなってしまう。
自分がしたいことをしようと思う。
それがどこに繋がるかはわからないけれど、
したいと思う事をしていたら、
その結果もしたいと思ってきた事なんだろうと期待する。

Do whatever you want to do.
そう言い続けてくれる環境がなくなって、
そういう気持ちがいつの間にか無くなってしまって、
期待されるものとか、受けそうなものとか
そんなものばっかり作りたいと思うようになったら、
それこそ何で作るのかわからないわけで。
私がきれいだと思う物とか、
私が大事だと思う事とか、
そういうことを込めていこうということだよね。

今も確実に積んでいきたいものが昔の写真の中にも見え隠れして、
時が流れる中でも環境が変わっても
ちゃんと守れているものがあることがうれしい。

それをこれからも引き継いで行きたいものだ。
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by udanao | 2008-05-02 01:04 | art

はぎれ

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課題もなく、
しめきりもなく、
決まりもなく、
その中で制作を続けることは昔とは違う。

大学を卒業し、
それまでの独自の環境から少し解放され、
そんな環境を恋しく思い、
だんだんと時が経つうちに、
自分が何が好きなのかがよりはっきりわかってきた。

自分の中に作りたいという欲求があり、
表現したいという気持ちがあり、
手を動かして何かを作りたいのだと知るうちに、
自分がやりたいことは旅とアートを通じて
生と死というテーマを追う事だとわかってきた。

ある方からおばあさんの形見だという端切れをいただいた。
おばあさんが趣味の人形作りで使われていたという布。
私は、そこからヌーを生み出そうと思う。
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by udanao | 2008-02-26 11:44 | art

photo

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150字以内になんてうまくまとめることはできないけれど、
とにかく、心の底からわかっているのは、
なくてはならない存在だということ。
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by udanao | 2007-11-30 00:42 | art

場所と文化

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まだ写真がない時代に、
写真に勝るほどのリアルさで絵を描いた人たちがいて、
そんな人たちが見ていた光や影は、
私が写真を撮る時に惹かれるものと、とても似ていた。

主人公の後ろに描かれている風景や、
ちょっとした室内の様子にも、
時代とか文化は溶け込んでいて、
アーティストが生きている場所や時間は
知らないうちに作品の一部になる。

日本人の、とかオランダ人の、とか
そういう区分はあえて気にする必要はないんだと思うけど、
ある文化の中で育って、
その空間の中の共通の認識とか常識とか、
そこに住む人が一緒に体感した歴史とか、
似たような考え方とかがまずあって、
その上で一人一人が体験した人生が生きてくるんだろうと思う。

フェルメールの絵の中に描かれた壁のタイルとか、
牛乳の容器とか壷みたいなものとか固くなったパンとか、
21世紀に生きてる私にとっては絵の中の世界でしかないけど、
当時のオランダの文化を知っていくと、
タイルは運河の湿気から家を守るためのもので、
メイドが家事をしている絵の中で上着の腕をまくっているのは
肌を露出して主人を誘惑するという目的があったりしたそうで、
その奥行きに驚く。
そして、その文化の中で絵を描いていたフェルメール氏にとっては
そんな一つ一つの要素が、
自分らしい絵を作り上げるための決断の結果であるわけで、
小さな1枚の絵に込められた情熱が愛しいと思う。

よかったら新国立美術館に行ってみてください。
音声ガイドを借りると、より熱く展示が味わえますよ。

*12/17まで開催中*
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by udanao | 2007-11-17 01:24 | art

これから

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未来とか先のことはよくわからないけれど、
最近の私は、また写真に夢中で、
カメラを持ち歩くことが幸せだと思えるから、
その気持ちに従って撮っていけばいいんだと思う。

写真を撮る事がただただ楽しい。
そんな2年ぶりのフォトブームを満喫します。
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by udanao | 2007-08-21 23:16 | art

ヌー報告

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先日の展示で、ヌーはみんなの心をつかんでくれたらしく、
予想外の売り上げを記録してくれました。
日本から最新のヌーを気にしてくれたみなさん、
私の作品に参加してくださったみなさん、
寒い中、わざわざギャラリーまで足を運んでくださったみなさん、
本当にどうもありがとう。

新しい家に連れて帰ってもらったヌー達が愛されますように。

展示会場で私の作品の前に人が集まってくれて、
「すっげぇ!!このアイディア!!」って言ってるのが
遠くから聞こえて来ることも、
「このコンセプトは多分○○って意味なんだと思う!!」って
興奮しつつ話してくれてるのを盗み聞くことも、
でっかいヌーにぎょっとして避けて行く人を見るのも、
「自分だけのヌーが家に来てうれしい」って言ってもらうことも、
どれも中毒性が高くて、
ますますアートに心奪われそうです。

妹まで呼び出して徹夜で作ったヌーは、
自分の心の一部なわけで、
そんなヌーが新しい家を見つけて、
その持ち主の方々と様々な感情を体験するのかと思うと、
うれしくてしかたないのです。

これからも、自分らしいモノを作り続けられますように。
先生やクラスの友達がいない場所に行っても、
今回の展示で目にしたみんなの姿を思い出して
いつまでもがんばれますように。

ヌーも写真もデザインもフォント好きも粘土も版画も絵も
どれも続けたくてたまらないんだーー!!
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by udanao | 2007-03-24 11:54 | art

Nu and me

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例えば、自分が一番気に入っている作品が
2年前のものだったとしたら、
それは、進歩が見られないということなのか。
この2年を無駄にしてるということなのか。

私のクラスでは今、それぞれが自分の代表作となる写真を選んでいる。
最新の作品を選ぶ人もいる中、
ある人は、2年前に撮った一枚が一番自分らしいと主張して、
まわりの人もそれに同意していた。
本人としては色も構図もテーマも全部気に入ってるのに、
唯一、2年前の作品だということに納得できないらしい。
何のために、数百万円払って2年間大学に通ったんだー!って。

最新の作品を「私の代表作だ」と言う場合、
最もフレッシュな自分が見せられる反面、
まだしっかりと考えが固まってなくて、
足下がぐらぐらと揺れてしまう可能性がある。
今日の確信が、明日も信じられるかは、
時が経ってみないとよくわからない。
進化し続ける自分はいつでも素早く動くから、
自分でも姿を見極めにくいものだ。

その反面、2年経ってもまだ好きだと思えることとか、
2年間毎日見続けても大事にできることは、
きっとホンモノなんだろうと思う。
時が流れて、いろんなことが変化しても、
その中心にある何かが自分らしくて、
いつ見たって、これが気に入ってるんだと思えるもの。

私にも、そんな「核」みたいなものが見えてきてる気がする。
誰が何と言おうと、誰が私の作品に疑問を投げかけようと、
別に気にならないほどに信じられる何かがあるのは、
とても暖かい。

説明の方法が下手だったり、
使った手法が合ってなくて、
私の信じる「核」がうまく伝わらない事もあるかもしれない。
でも、それは別に「核」に問題があるのではなくて、
伝え方が違ったということ。
英語しか分からない人に、日本語で愛や信念を伝えたって、
ぼんやりとしか伝わらないようなそんな感じ。
どうしても伝えたいなら、
行動とか絵とか踊りとかで訴えたらいいってことか。

一人一人にカスタマイズした方法で、
私の「核」を伝えて行けばいいんだよな、と気付いた。
時には一度に10人に届くかもしれないし、
100人かもしれないし、
もしかしたらたった一人宛かもしれないけど、
どっちが意義深いかなんて、別に比べられない問題だよね。

そう思ったら、
2年間同じクラスにいるみんなが愛しくてたまらなくなった。
もの静かで、よくわからないヤツを
一体どう思ってるんだろうと心配したこともあったけれど、
みんなはもっと真剣に私を見ててくれたようだ。
私が歩んで来た道も、苦悩して来た我が分身ヌーの歩みも、
みんなは全部知ってて、どうやって発展したかもわかっててくれて、
その上で、ナオのヌーはここがすごいんだぜ!!とか
ヌーはこんな形にもなるんだぜ!!驚きだよね!!
とか言ってくれるのがうれしい。

卒業式は泣くね、きっと。
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by udanao | 2007-03-01 17:03 | art

teacher

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今学期はいろんなことを考えた。
これからの行方とか覚悟とか、
やりたいこととか現実の重みとか。

そんなことを4ヶ月も考えている間に、
学期末はさりげなくやってきて、
ついに学生生活も残すところ、あと1学期。

17年も学校という仕組みの中にいると、
勉強はテストとか締め切りの為にするものかと
思ってしまいがちだ。
そして、5年間も美大に通っていたら、
モノを作ることすら先生の為なのではないか
と勘違いしてしまいそうになる。

今学期はその仕組みから離れる為の
準備期間だったのかもしれない。

モノを作るのは、自分が人生を楽しむためで、
本を読んだり新しいことを知るのは、
自分の世界を広げたいからだったはずだ。

今学期の途中で1度だけ出会えた、暑苦しい先生は言う。
人生に起こったあらゆる出来事は、
良くても悪くても、どれも自分の歴史であり、
塗り替えられるものではないんだから、
そこから精一杯学ぶ以外に方法はないだろ、と。
そして、それを自分が生きていくための糧にしたなら、
人生はなかなかいいよ、と。

1回しか会った事がないのに、
先生は私の作品を覚えていてくれて、
参考になりそうなアーティスト情報をメールしてくれた。
この作品が、君の新しい一面を引き出せたならいい、って。

しばらく離れていた写真を再開する時が来ているのかもしれない。

どうしても忘れたくない瞬間がある。
これからの人生で絶対に離したくないものがある。
そして、この時間の流れがずっと続けと願う。

私の写真はそこから始まって、またそこに帰って来た気がする。
どんな形になるのかはわからないけど、
自分の中から何か新しいことが始まりそうな気配を感じて、
とてもわくわくする。

また来年NYに戻って来た時には、
今よりも少し賢くなっていたいものだ。
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by udanao | 2006-12-19 15:35 | art

こころ

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自分の体の中と頭の中にあるものは、どこにでも持って行ける。

いろんな場所を行き来するうちに、
忘れ物が多くなって、
日本の家に置いて来た下着だとか本だとかが気になったりするけれど、
本当はそんなに大きな問題じゃないのかもしれない。

私の中に持っているものは、
私がどこに行こうと、誰と話そうと、何を考えていようと
自由自在に取り出しては披露できる。

同じようなことが他の人にも起こってるんだから、
ヌーというアイディアがみんなの心の中に住み着いて、
みんながどこに行っても、誰と会っていても、
ふとした瞬間に顔を出したならいい。

新学期が来て、そんなことを思った。
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by udanao | 2006-09-11 09:12 | art

work

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自分が口にすることも、生み出すモノも、
何もかもが自分の色であってほしいと願う。
それが正しいかとか、人に好かれるかなんてことはそんなに問題じゃなくて、
自分がそれを目の前にして、よし、やりたいことが出来た、
って思えるかどうかということ。
自分に対して、なにやら後ろめたいことはないかどうかということ。

生み出したモノよりも、そこに至る過程にこそ、実は深い意味があって、
その過程が怪しげだったら、最後に出てくるものもいかがわしい。
何かを作ってる間に迷ったり困ったりしたって、
その時にいつも全力で立ち向かってたとしたら、
最後に出てくるものが何であったって、結構うれしいはず。

大事な友達の卒業製作展を見に行って、そんなことを思う。
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by udanao | 2006-05-16 12:50 | art