umbrico
2005年 04月 24日
大好きだったクラスが今日で終わった。
ゆいトレカが生まれたのもこのクラスだったし、
私が写真を撮り続ける意味について考えさせてくれたのも
この先生だった。
毎週、3時間弱しか会ってないのに、
この先生は私のことをよく見ていてくれたと思う。
大して発言もせず、妙なものを作り続ける私を
暖かく見守っていてくれた。
今日の最後の授業は、各自が街に作品を設置するという課題だった。
必要以上に張り切る生徒たち。
予想外の傑作が並び、
みんなで大爆笑しながら街を歩き回った。
そして、私の番が来て、ゆいのトレカを見せた。
先生は、トレカセットを欲しがってくれた。
「このプリクラの写真を使ったカードが好き」なんて言いつつ。
「なおのこのトレカプロジェクトの裏には
17歳という年齢の儚さ、切なさ、大切さを閉じ込めたい、
という願いがあるんだろうね」
って始めに言ってくれた先生だからこそ、
私が何でこんなに熱心にやってるかわかってるんだろう。
私の作品を初めて見た時、この先生は
「心の傷って、治したり忘れたりするものじゃなくて、
じっくり向き合って考えた向こうに、
何か大事なものを見るためのきっかけだと思うんだ」って
言ってくれた。
いい人に出会えてよかった。
by udanao
| 2005-04-24 11:26
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