Him
2005年 12月 06日
誰かがそう言ったことと、
自分の目で見たことだったら、
どっちがよりリアルだと思えるんだろう。
信じるということには力がありすぎて、
時に周りを見えなくさせる。
育って来た環境だとか、宗教だとか、大事な人たちの言葉だとか、
今まで信じてきたことが、実は自分の視界を妨げていたんだとしたら
私が見ているこの世界は一体何なんだろう。
自分の祖先が何百年にも渡って信じてきてたものが、
ある日突然、全て否定されたとしたら、
私の身には何が起こるんだろう。
そして、私の子供だとか、その孫だとかは、
自分たちの祖先が何を信じてたかも忘れて、
新しい何かを信じるんだろうか。
決して変わらないものなんてなくて、
時代だとか世界の動きと共に人々の信念も変わって行くんだろう。
時の流れが速すぎて、信念の変化が追いつかなかったとしたら、
その狭間で起こった事はどうやって裁かれるんだろう。
真実が見えにくい世界だからこそ、人は宗教を信じたはずなのに、
気付いたら、それが新たな混乱を生み出してる。
自分にも信じるものがあって、
隣の誰かにも信じるものがあって、
同じものを信じてないとしても、
何かが大事だって部分が共通してたなら、
お互いの信念を尊敬しあえないんだろうか。
戦争とか、宗教の違いとか、
もういい加減、何を見て行くべきか気付いたらいいと思うんだけどね。
by udanao
| 2005-12-06 15:32
| life